マネージャー公一の巻その3…つづき〜
前回までの内容からすると、マネージャー公一は、『餃子の王将』でブチ切れて、『天下一品』で、ぶち切れて…かなりやんちゃなイメージがあるみたいでが、そのとおりです。(なんちゃって!ちゃうかっ。…昭和50年代フィーチャリングギャグ)。
その後…店員さんはやっと、もう一杯の生ビールを運んで来てくれたのですが、コカ・コーラがまだきていないので再びマネージャー公一が『コーラ二つ!』この時点で、注文してから15分が経っていました。
そしてやっとのコーラが届きました。
しかし、見た目が何かおかしい。
生ビール中グラスに、コーラが半分しか入っていないのです。
僕たちは見た目より味を取り、心を納めました。
それから20分…30分…40分…『石の上に三年』そんな思いで夢の天津飯を待ちました。
すると『セットのスープと餃子です。』来ました!宮本武蔵ばりの戦略!
見る見るうちに餃子、スープは無くなりました。
もちろんビールやコーラはすでに、飲み干されています。
約1時間は待ったでしょうか?
お酒大好きチーフ作本は今までの時間に、なんどもなんども空のグラスを飲み干していました。
来ました!来ました!夢の天津飯!『お待たせしました、天津飯大盛り二つです。ご注文は以上ですね。』
再々度、この言葉がマネージャー公一を点火しました。
『天津飯もう一つ頼んだやろ!』
なんとかん高い声でしょう。
最後の力を振り絞り、消える前のロウソクの炎のようでした。
『はいっ!しゅみませんっ!』
初めてのおわびを口にして、急いでバックヤードに飛び込みました。
『ったくっ!』と言いながら公一は天津飯を口へ運びます。『ぬるいっ!』
そうです、以前ご紹介したように『人肌より、やや低い温度』なのです。
無口で食べていると、もう一つの天津飯が来ました、普通盛りです。
そしてすぐに、『セットのスープお持ちしました、ご注文は以上ですね。』
マネージャー公一は口を開かず『そこにおいて。』
不思議なテーブルでした。
餃子の空いた皿三枚、つけ皿三枚、スープの空いた器三つ、天津飯大盛りの空いた器二つ、湯気の上がったスープ三つに天津飯普通盛り一つ、空いたビールグラスの数々…。
男前リーダーのユウキが最後の天津飯をみんなに見られながら食していました。
『熱すぎて食べられへん!マジで!』
ユウキを残し僕たちは何も言わず席を後にしたのでした。 完